Thursday, December 26, 2013

ミオトニー症候群トムゼン病とその薬について:人体実験結果(経過?)

(元記事は2013年11月16日投稿)

4年前の暮れにとある日本の大学病院の先生に、ご好意から(まぁ、その先生の専門で研究対象ではありましたが)初診料のみで(っつっても、戸籍を引っこ抜いて保険がないので1万以上しましたが)遺伝子検査をしてもらい、晴れてトムゼン病と診断されました
その結果を英文の手紙にしてもらい、こっちの主治医に手渡して処方箋をゲット。
しかしながら処方量が全くの資料不足で、完全に手探りの状態でした。
で、以来あーでもない、こーでもないと、処方量を文字通り身をもって人体実験を繰り返してきて、とりあえずある程度目安がたつようになったので、簡単にまとめておきます。

ただーし!

試験個体数、たった1=完全に主観です。

なのでふーん、そんなふうになったりしちゃうのか」程度に、鼻くそでもほじってお茶でも飲みながら読んでください。

ちなみに私の病気(トムゼン病)とその仲間たちについて、予習されたい方がおられましたら、こちらの以前の記事を参考になさってください。


まず私のとっている薬について。

体の強直を改善する薬として、mexiletine HCL 200mgを1回1錠で朝食と昼食後に摂取しています。
元々この薬は心臓の不整脈のためのものらしいので、心臓に異常のない私がとるとどういう事になるのか先生も不安だったようで、最初は1錠からスタートしました。

ところが、副作用どころか効き目も全くありません。

2週間経っても良くも悪くもまったく変化がなかったので、摂取量を2錠に変更したところ、効果覿面(てきめん)
信じられないくらい、体の動きがスムーズになりました。
それから数ヶ月は血液検査や体調チェックを毎週の様に行いながら、このままでいましたが、その後一時的に当時の主治医の先生に、血液検査で私の血中の当該薬物の残留濃度が検出可能なレベル以下で、本当に聞いているかどうか分からないから3錠にしてみてくれと言われて、そうした事があります。
このときはどういう訳か耳鳴りが四六時中聞こえるようになり、頭がふらついて集中力が全くなくなりました。
当然、処方量も元通りの1日2錠に戻してもらい、その後3年、このままで来ました。

が!

実はつい数ヶ月前から、週2回くらい(月曜日と木曜日くらい)に2錠では効き目が薄く感じるようになりました。
前述のように、以前の主治医の先生に3錠とってみてくれと言われた経緯もあり、こう感じるときは摂取量を3錠に変えて、あまり体が動かなくても影響のない土日の摂取量を1錠に減らしてみるようになりました。
前の先生の話からの憶測ベースなんで当然、今の主治医の先生の許可はありません。

で、変なことが起きました

先々月の半ばくらいに突然血圧と心拍数、体温が上昇し(普段は血圧の上が110から120程度なのですが、それが急に180近くまで上がりました)、妙なめまいが起きて意識が少し混濁してしまいました(ろれつが上手く回らなくなった)。
病院(urgent care)に行って診てもらった所、何だか分からないけどひょっとしたら脳梗塞かもしれないと言われ、大慌てで別病院にて精密検査を受ける事になりました。
ところがCTやらX線やら尿検査やら血液検査やらを受けた所、全くもって異常なし
しかもこの病院に着いてちょっとたった頃には、もう何の異常も感じなくなっていました。
マキも私自身もホッとしたんですけど、思い返せばはなはだ迷惑な事この上無し

で、今日、今の主治医の先生に会う機会があったので、この話をした所、mexiletineの摂取間隔が短過ぎる(最初の1錠を朝6時の朝食後に飲んで、会社で少し動いて動きづらいと感じると8時前くらいに次の1錠を飲み、昼食後に次の1錠を飲むと言う間隔)と指摘されました。
これだけ短いと副作用として心臓になにがしかの発作が出てもおかしくはないとの事(まぁ、元々不整脈の薬ですからね)で、摂取量は現時点ではこれ以上に上げたくないので、別の薬をもう1つ処方してくれました(phenytoin SOD 100mg)。
この薬はどうやら本来は癲癇(てんかん)の薬らしく、伝達するイオンを調節する事で体の強直を和らげるんだとか言う話でした(ちなみにどうやらこの薬は鬱にも効くと言う説があるそうで、かつての大統領リチャード・ニクソンが服用していたとか)。
これから2週間、今まで通りmexiletineを摂取しつつ、このphenytoinを同じ間隔(1錠ずつ、朝食と昼食後の2回)でとってみて、経過を報告する事になっています。

なので、ここでもまた2週間後くらいにアップデートしておきます。


もう1つもらっている薬(methylphenidate HCL、別名ritalin)があります。
こちらは筋肉の強直とは別の症状(極度の疲労感と異常に強い眠気)を抑えるための薬として処方されています。
私は自覚症状があれこれ面倒くさいのが大量にあり、その内の1つで最もやり切れなかったのが日に2度か3度来る、かなり強いめまいを伴った眠気でした(というか意識が半分切れているような感じで、今の主治医の先生に指摘されるまで、眠気だとは思ってませんでした)。
15分から20分ほど昼寝をすると体調が回復するので、今まではちょっと隠れて休憩し(サボリじゃないです。必要悪です)しのいでいました(日本にいたときはトイレの個室で、アメリカではあまり使われていない実験室で寝ていました)。
現在の摂取量は5mgの錠剤を1日6錠、朝食と昼食の前に3錠ずつです。
こちらはかなり強い副作用で悪名名高い薬らしく(吐き気、めまい、食欲の低下など、中途半端に腹立たしい症状の幕の内弁当状態)、最初は1日1錠のみから開始しました。

当然、全く効き目無し。

なので2週間おきくらいに先生とメールでやりとりし、次第次第に増やして効き目のある今の量で止めました。
実際の所は普通は1日5錠(朝3錠、昼2錠)にしていて、効き目が悪い、もしくは体調が普段より悪いと感じたときのみ昼を3錠にしています(これは主治医の先生と確認済みです)。
この薬はマキがカウンセラーをしていたときにADHD(注意欠陥・多動性障害)の子供に処方される薬として仲間内で有名だったそうで、実際疲れをとる薬と言うより疲労のために切れる寸前の集中力(意識)をつなぎ止めてくれる薬のようです。
普通は1回25mgとか摂取するらしいですけど、そこまですると副作用がかなり著しいらしく、この薬を摂取しているマキの知り合いの子は上述の食欲の低下によりガリガリでした。

今の所、私の摂取している薬はこんな感じで、年に1度くらい専門医の人に経過を見てもらっています。

最初に断った通り、かなーり主観の強いというか、主観のみの報告となっていますが、同じような症状で悩まれていて、どういう薬をとっていいのか分からない、と言う方々の参考に(あくまで参考です)少しでもなるようであれば幸いです。



p.s.
このトムゼン病は遺伝性の疾患で、優性遺伝です。
なので単純に遺伝だけを考えると、私のどちらかの家系を伝わって私にたどり着いた訳で、その家系では50%程度の人が同じ欠陥を遺伝子に抱えているはずです。
でも、コーやって考えると、ちょっと直感的に妙に多く感じませんか?
だって統計的にはずーっと前に書いた通り、患者の数は10万人に1人。つまりわずかに0.001%です。
単純に考えてみて両親の片方が煩(わずら)っていたと想定し、その家に3人以上の子供がいるなら1人以上は欠陥性の遺伝子を持っているってことで、かつて5人兄妹とか当たり前だった時代を考えると、当然遺伝元の人数より遺伝先の方が多くなりますよね。
それを何世代にも渡って考えるとしたら、どう考えてもねずみ算式に増えて行っている訳で、年末ジャンボ以下のヒット率なんて数字、どう考えてもしっくり来ませんよね(まぁ、戦争が当たり前の時代なら戦場で体が固まって動けないなんてヤツ、三途の川直行間違いなしなんで、もうちょい減っているかもしれませんけど)。
それで今回先生ともう少しこの話をしたんですが、このトムゼン病を含めたミオトニー症候群は、あくまで遺伝子欠陥=病気ではなく、筋強直などの疾患の発症=病気という定義なんだそうです。
つまり、同じ遺伝欠陥を持っていても、発症する人より発症しない(もしくは発症しても非常に弱くて自覚していない)人の方が圧倒的に多いと言う事です。
更に言うと、自分がその遺伝性の欠陥を持っていたからと言って、子供が同じような症状に苦しむようになるのかと言うと、必ずしもそうとは言えないと言う事です。

結婚をされている方、少し気が楽になりましたか?

かくいう自分が一番楽になったりしたんですけど。苦笑

でも、絶対に娘がヒットしない保証はない訳ですが..


p.p.s.

フェニトイン(phenytoin SOD 100mg)を日に2回摂取するようになってからその後の経過について

単刀直入に言って、効きませんでした
逆に変な症状(夕刻ぐらいに軽いめまいを伴った強い眠気)が出始めたので、使用を停止しました。
現在は昔のとおり、メキシレチン(mexiletine)にリタリン(ritalin, 正式名称methylphenidate HCL)を併用する毎日です。
処方量は変わっていませんが、最近は疲労が比較的強いために日に6錠飲み続けています。

同じ病気のはずなのに...

(元記事は2011年4月11日投稿)

子猫がかかると、なぜこうもかわいい?



私が街中で転んだとしても、単なるおかしなおっさんでしょ?


何か、不公平だわぁ...

ミオトニー症候群、およびチャネル病(チャネロパチー)について

(元記事は2010年7月30日投稿)


ずいぶん前に書いていた、私のかかっていると思われるミオトニー症候群についての続編です(その後、遺伝子検査により正式にトムゼン病を発症していると診断されました)。
この記事は、この障害の日本語の資料があまりにもなく、私自身、患者として非常に不便でならなかった体験から、少しでも多くの日本の同じ体験をしている人の助けになればと思い、編纂したものです。当然、私も専門家でもなんでもなく(なんせ専門は半導体電子工学です:苦笑)、単にアメリカ在住のオタッキーな社会人出戻り大学院生なんで、興味のある方は下記の事をご留意の上、お読みください。

・あくまで素人が編纂した参考資料です。私にとって完全な専門外ですので、参考資料の真偽のほどなど分かる訳もありませんから、絶対鵜呑みにしないでください。もし仮に気になる点がありましたら、最後に記載したこの記事の参考資料を参照なさってください
・大部分は持ち合わせの辞書や辞典で翻訳したものですので、誤訳の恐れもあります。治療法、特に薬物に関しては必ず専門の先生の指示を仰いでください
・このページの内容をもとにした、あらゆる結果の責任は一切負いかねます

それと、専門医の方の中には自身の治療指針に口出しをされるのを嫌われる方もいますので、いらない口出しをされると先生の気分を害してしまい、その後の治療に悪い影響を与える可能性があります。
薬の処方などは先生の指示なしには不可能ですので、そこらへんは各々賢く対応してください。


この記事はまだ編纂中で、掲載内容は所有する資料の一部です。今後も時間を見つけて随時更新して行きます。
最終更新日:2011年4月29日

最近の記事に、私の服用している薬と現在の経過についてまとめておきました。興味のある方がおられましたら、ご覧になってください。

2013年11月15日

ミオトニーとパラミオトニー
筋強直(ミオトニー)はいわゆる筋弛緩が上手くできない、筋肉が遅れてリラックスする症状を指し、気温の低下や運動後の長時間の休憩によって悪化し、逆に同じ動作の繰り返しによって軽減します。典型的な症状としては、拳をギュッと握った後にしばらく開く事ができない(把握性筋強直)、または太ももの筋肉などを軽く殴打した際に筋肉が縮んだまましばらく伸びない(叩打性筋強直)、上を長い間凝視した後に下を急に見たときにまぶたが目の動作についてこない(リッドラグ)、などがあります。


Fig. 1: 大腿部の叩打性筋強直 (C. Lossin and L. George, Jr., 2008)。

パラミオトニーは似たような症状を示しますが、筋強直とは異なり、同じ動作の繰り返しで症状が悪化します(症状が似ているのに逆の傾向を示す事から、パラドックスの“パラ”をとってパラミオトニーと呼ぶのだそうです)。パラミオトニーは通常の筋強直と比べて、外部の温度による影響が更に顕著となり、連続した同じ動作による症状の悪化と併せて通常の筋強直との判別に有用です。

たまに起こる脱力について
たまに起きる脱力というのは周期性四肢麻痺の典型的症状です。ただ、これは文字通り四肢(両手足)に必ず同時の起きる訳ではなく、片手だったり、片足だったり、また別の場所の筋肉だったりします。この症状が一番良く現れるのは朝の寝起きだと言われているようですが、食事を抜いたり(ナトリウム系チャネル病)、炭水化物の接種だったり(低カリウムによる周期性四肢麻痺)、休憩後の運動や外部温度が低かったりすると発症するようです。ちなみに私事ですが、私個人としては寝起きが一番手足(特に手)がポワーっとなって力が入らない事が多い気がします。逆にこういう感覚を作るようにしてあげると、夜寝やすくなるんですけど。

筋肉の異常発達について
筋強直はリラックスすべき筋肉が緊張したままになる障害ですので、当然動作するときには反対側の筋肉が必要以上に力を出す必要があります。結果、筋肉の異常発達を起こすと言われているそうです(トムゼン型ミオトニー症候群)。古い例えになりますけど、多分イメージ的には常に“大リーガー養成ギブス(巨人の星です...)”をつけているような感じになるんでしょうか。結果として瞬発的な筋力や持久力を要しない、言うなれば純粋な馬鹿力を使うだけの運動には向いているかもしれません。

塩素系チャネル病: Chloride Channelopathies
大半の筋強直はCLCN-1と呼ばれる遺伝子が突然変異を起こし、骨格筋塩素イオン・チャネル(チャネルというのは、多分該当イオンが流れる通り道みたいな意味だと思います)が塩素イオンを伝達しにくくなった為に起こるものだそうです。大半の患者は薬の補助なしに通常の生活を送る事が可能ですが、生活に支障を来すようなレベルの動きづらさを覚える患者には筋肉の動きにくさ(弛緩しにくさ)を抑える局部麻酔薬、antifibrillar(日本語訳が分からない...)、抗不整脈薬、抗痙攣薬などのナトリウムチャネルを阻害して細胞膜の過剰な刺激を抑える薬が選択肢となるそうです。具体的にはプロカイン、tocainide(日本語名不明)、カルバマゼピン、フェニトインなどだそうです。よくmexiletineと言う薬が使われています(200mgを日に3回摂取)。またデヒドロエピアンドロステロンという副腎皮質ホルモンも、ナトリウムイオンの流れを阻害しつつ、筋力低下の副作用を最小限に抑える効果があるという報告もあるそうです。歴史的には抗不整脈剤や抗マラリアとして使われるキニジンやキニンが投与されたことがあります。しかし、これは少量を短期間であれば問題ありませんでしたが、長期的な投与だと視覚・聴覚異常やめまい、胃腸障害を呈するシンコナ中毒を来たす恐れがあります。更に深刻な神経障害の症状や死にすら至る可能性があるそうです。薬物以外の対処法としては、精神状態が症状に変化を与え、ストレスや精神的な不安定さが筋強直の悪化を招くことから、(精神状態が症状に関連しているからと言って、精神的なものが原因との誤解を招かないのであれば)リラックス方法を学ぶ事は効果的かもしれません。これはお酒の摂取が症状の改善につながったという報告にも合致します。またストレッチなどの柔軟体操も症状が起きている間に行う事は、特に筋肉をつる(違える)事を避ける為に効果的かもしれません。かつては悪性高熱症との関連が取りざたされましたが、症例不足でどうやらまだ立証はできていないようです(J. Parness, et al., 2009)。ですが、塩化スクシニルコリンに敏感で、全身の筋硬直を引き起こし、挿管やマスクによる呼吸を困難にする恐れがあるそうです。下記のミオトニー症候群は、この塩素イオンの伝達異常によるものです。

ミオトニー症候群: Myotonia Congenita
ベッカー型ミオトニー症候群(劣性遺伝型)はより一般的で、かつ通常は後述のトムゼン型より重い症状を呈します。パラミオトニーほどではありませんが、外部温度が低いときに症状が現れやすく、同じ動作の繰り返しによって症状が軽減します。発症時期は通常10−20歳で症状はゆっくりと悪化していきます。症状は下半身から現れやすく、結果としてふくらはぎや臀部の筋肉の異常発達を招きますが、逆に首や肩周りの筋肉には症状は現れにくいそうです。ただし、年を重ねるごとに足から手、腕や首などに徐々に症状が拡大して行きます。上述の拳を握る動作や上述の叩打性筋強直、リッドラグ等はすぐに確認できます。
トムゼン型ミオトニー症候群(優性遺伝型)は幼少期に発症し、四肢やふくらはぎ、顔に症状が現れます。ミオトニー症候群は筋強直ジストロフィー(myotonic dystrophy)とは筋肉以外の組織異常(extramuscular feature)を呈さない点と顕著な脱力が長時間続かない点で異なります。また、共に筋肉繊維中の活動電位が本人の意思に反して活動停止後や外部からの刺激により継続的に発射し続けられる点が共通しています。ベッカー型の患者はトムゼン型の患者と異なり、休養後の突然の動作によって一部の筋肉が脱力を起こす事があったり、末梢部の筋肉が衰退したりする事があるそうです。

症例
56歳の女性の症例がNature Clinical Practiceに掲載されていました。この女性は5歳のときに軽い歩きづらさを感じ、その後体の動かしづらさを感じた後の2から3分程度の四肢の脱力を頻繁に感じるようになったそうです。学校では短距離走などの運動ができませんでした(余談ですけど、私も全く同じ体験をしました。50メートル走などではスタートから最初の5メートル程度は足が上手く反応してくれなくて、足を引きずりながら走ったもんです)。彼女はいわゆる『ウォームアップ現象』と呼ばれるものと、休憩を挟んだ後の症状の悪化に気づいていました。この『ウォームアップ現象』とは、体をある程度事前に動かす事により、体の動かしづらさというのがある程度改善する現象の事です(これも余談ですが、私もバスに乗る前や駅の階段を上る前には必ず足をある程度上まで振り上げて足踏みをしたり、屈伸をしたりしてから上っています)。他にも彼女は握りしめた拳がなかなか開けない把握性筋強直や低外部温による症状の悪化にも気づいていたそうです。彼女は19歳のときに流産を経験してから、神経科医にかかるようになりました。最初はEMG (electromyogram)で筋強直の確認がなされ、筋強直性ジストロフィー(myotonic dystrophy type 1: DM1)を疑われましたが、筋肉の生検ではその兆候が見られませんでした。その後、彼女は遺伝神経診療(neurogenetic clinic)に紹介されました。彼女は閉経後に体の動かしづらさは改善しましたが、脱力症状は時が経つに連れて悪化したそうです。家族に関して調べた所、当時既に亡くなっていた両親は自覚症状がありませんでした。弟に関しては同じように筋強直症状を訴えていたようですが、調査当時既に事故で亡くなっており、これ以上の調査は行えませんでした。彼女の子供に関しても、自覚症状はなかったようです。診断の結果、筋肉組織には異常発達も異常衰退も衰弱も認められませんでした。しかし明らかな把握性筋強直、叩打性筋強直、眼瞼痙攣、リッドラグ、そして全身の動きづらさが見て取れました。EMGは右の三角筋、総指伸筋、第1脊椎骨間筋で行われ、特徴的な筋強直の爆撃音が聞いて取れました。短時間の運動でCMAP (compound muscle action potential)が基準値から62%も下がった一方、10Hzの反復した神経刺激試験ではCMAPは42%の基準値からの低下が観測されました。この試験箇所は右の手首の尺骨神経に両極電極(bipolar bar electrode)を埋め込み、小指伸筋に表皮電極(skin electrode)を取り付けて記録を行いました。これらの結果はミオトニー症候群と非常に疑われるものだったため、血液サンプルを摂取し、遺伝子検査へと回されました。CLCN1を司る23すべてのエクソンとイントロンが検査され、かつて劣勢型ミオトニー症候群として報告されていたホモ接合体の突然変異が認められました。この患者はこの結果を告知され、mexiletine 200mgを1日2回摂るように指示を受けました。最後の診断は処方されてから2ヶ月後に行われ、幾分かの体の動かしづらさの改善が認められました。悪性の副作用は一切認められなかったため、その後も同じmexiletineの処方が行われました。

ナトリウム系チャネル病: Sodium Channelopathies
このチャネル病はSCN4Aと呼ばれるSkm-1骨格筋チャネルに突然変異が起こったもので、チャネル病パラミオトニー、高カリウム性周期性四肢麻痺、低カリウム性周期性四肢麻痺、カリウム惹起性周期性四肢麻痺を引き起こすと考えられているそうです。もっとも、低カリウム性周期性四肢麻痺はより一般的には後述の骨格筋カルシウム・チャネルの突然変異によるものとされているそうですが。この障害には局部麻酔薬やリドカイン、mexiletineやリドカインの派生薬などのクラス1bの抗不整脈薬が、体の動きづらさやパラミオトニー症候群の低外部温度による脱力を抑える為に試されてきましたが、これらとは対照的に高カリウム性周期性四肢麻痺に典型的なカリウム接種による脱力症状や発作にはmexiletine(200mg、1日3回)は効き目がありませんでした。ヒドロクロロチアジドやアセタゾルアミドなどの利尿剤(250mg、1日2回)は血清カリウム濃度を下げることにより恐らくpH値を下げ、脱力症状の頻度や症状を和らげる事ができるそうです。

パラミオトニー症候群: Paramyotonia Congenita
幼少期に発症し、主に延髄、顔、首、そして手の筋肉に症状が発現します。ミオトニー症候群と異なり運動を繰り返すことにより悪化し、よく脱力症状がその後に続きます。外部温度低下による症状の悪化はミオトニー症候群より通常ひどく、アイスクリームを食べると舌が動かなくなったり、泣きはらすと眼輪筋が痙攣を起こしたりします。症状は通常進行せずに生涯通して同じ状態を維持しますが、青春期に脱力症状の発作や高カリウム血症を起こすことがあります。

高カリウム性周期性四肢麻痺: Hyperkalaemic Periodic Paralysis
この障害の患者はよく数分から1時間に及ぶ、さまざまな箇所の脱力症状を呈します。発症時期は10歳位までで、外部温度が低かったり、食事を摂取しなかったり、運動後の休養や精神的ストレス、カリウム分を含むもの(フルーツジュースなど)を摂取したりすると発現する傾向のようです。症状は炭水化物を採ったり、軽い運動を行ったりすると軽減します。症状の発現中は深部の腱の反射が弱いことや、発現直後に採取すると血清カリウム濃度が上がっている事(4.5-8.0mM)などで診断可能なようです。パラミオトニーと併発することもあります。

カリウム惹起性ミオトニー症候群: Potassium-Aggravated Myotonia
ナトリウム系チャネル病の中にはカリウムに過敏なものもあり、カリウム惹起性ミオトニー症候群としてまとめられています。何種類かの亜種が存在し、痛みを伴うものや運動によって引き起こされるものなどがありますが、共通してカリウム摂取後に症状が悪化します。しかしほかのナトリウム系のチャネル病と異なり、外部温度低下による症状の悪化や極度の脱力症状は呈しません。

カルシウム系チャネル病: Calcium Channelopathies
このチャネル病には2種類の異なった筋カルシウム・チャネル異常が存在します。1つはRYR1と呼ばれる遺伝子部位の突然変異によって引き起こされ、もう1つはCACNA1Sと呼ばれる遺伝子部位の突然変異によって起こされると考えられているようです。前者は筋小胞体カルシウム・チャネル、後者は後述の低カリウム性周期性四肢麻痺の原因となっているようです。この障害は優性遺伝ですが、女性での発症は少ないと報告されています。最近になってこの低カリウム性周期性四肢麻痺はSCN4Aの第12エクソンでの突然変異と関連づけられる報告がされたそうです。

低カリウム性周期性四肢麻痺: Hypokalaemic Periodic Paralysis
この低カリウム性周期性四肢麻痺は、もっとも一般的な遺伝性の周期性四肢麻痺です。前述の高カリウム性周期性四肢麻痺と同じように、脱力症状は低外部温度や長時間の休憩、運動後の休憩、それに精神的なストレスが原因で発症しますが、その発症時間は高カリウム性のものに比べて長い事が一般的なようです(数時間から数日)。高カリウム性周期性四肢麻痺と異なり、食事の摂取をしない事よりも食べ過ぎた場合に発症する可能性が高く、患者は大量の食事摂取の翌日、歩行中に四肢麻痺に見舞われるという事もあるそうです。発症中のdeep tendonの反射が鈍い点が、この障害に該当するかどうか診断する上で重要となるそうです。また、血清カリウム濃度が通常下がるそうです(2-3 mM)。症状は非常に軽く、全く発症していないように見える場合もある一方で、たまに呼吸器不全を起こすような重篤なものも報告されています。似たようなものに症状的な血中カリウム不足症(symptomatic hypokalaemia)というのがあります。この症状はよくカリウムを排出しすぎる利尿剤とからめて扱われていますが、アルドステロン症や不適切な食事の摂取、(発汗や胃腸、腎臓による)大量のカリウム欠乏や恒常的なカンゾウの摂取などの結果である可能性もあります。この症状的なカリウム不足症の患者は定期的な脱力症状の発作ではなく、よく連続的な症状を訴えています。極東では甲状腺亢進症がこの低カリウム性周期性四肢麻痺と似た血清カリウム濃度低下を起こす事があるようですが、原因は分かっていません。

カリウム系チャネル病: Potassium Channelopathies
MinK遺伝子に突然変異を持つ、かなり稀な高カリウム性周期性四肢麻痺と、Kir2.1カリウムチャネルを司るKCNJ2遺伝子に突然変異を持つアンダーセン症候群という2種類のカリウム欠乏型チャネル病が確認されています。

アンダーセン症候群: Andersen's Syndrome
この障害の診断は基本的に以下の3つの基準からなっています:
1. 周期性四肢麻痺
2. 長いQT時間か、心室不整脈
3. 異常な組織形状の確認
心臓に関しては幼少期の不整脈から心停止が含まれるため、心臓専門医の特別な注意が必要となります。組織形状異常については、低身長、耳の位置の異常、極度の神経質さ、極度に小さい顎や短い人差し指、つま先の合指症などが見受けられます。この形状異常は非常に見つけにくい場合があり、心臓異常に関しては発症時期は特定できません。ですので、周期性四肢麻痺を煩う患者については、注意深い組織形状異常の観察と12-lead ECGによる診断が求められます。

診断

組織検査
血清CK値はチャネル病において僅かながら上昇が認められる場合がありますが、診断としては使い物になりません。脱力症状を発作中の血清カリウム濃度も、カリウム関連のチャネル病では上下するかもしれませんが、特段二次的なカリウムの関連した異常がある場合を除いて、発作と発作の間では異常は認められません。考慮すべき二次的要素としては、カリウムを消耗する利尿剤の使用、アルドステロン症、不適切な食事の摂取、異常な発汗、下痢、腎臓の機能異常とカンゾウの慢性的な摂取が挙げられます。周期性四肢麻痺を呈する患者には心臓異常の懸念から12-lead ECGは必ず行うようにしてください。ミオトニー症候群では2B型筋線維欠陥が認められ、低カリウム性周期性四肢麻痺では小胞を伴った筋障害(vacuolar myopathy)が認められていますが、基本的には筋組織の生検は必要ありません。DNA検査は現在では最も早く、正確で安全な診断方法となっています。正確な遺伝情報の診断は医療診断上だけでなく、カウンセリングやセラピー方法の選択の上で重要です。神経系統の診断は周期性四肢麻痺の発作時にCMAPsが落ちる事を除いて、異常は認められません。筋線維の活動電位は通常、異常は認められませんが、トムゼン型のミオトニー症候群や末期の周期性四肢麻痺では多少の筋障害による変化(myopathic change)が見られるかもしれません。筋強直性放電(myotonic discharge)はミオトニー症候群筋異常の非常に重要な特徴です。これは高カリウム性周期性四肢麻痺にもある可能性はありますが、低カリウム性周期性四肢麻痺には認められません。パラミオトニー症候群では、最初の密集した繊維攣縮とそれに次ぐ電気的沈黙(長時間の痙縮)が筋肉冷却(20 ºC)で認められます。短時間、および長時間の運動試験の最中、および後のCMAP振幅変化はミオトニー症候群とパラミオトニー症候群の診断の上で有用です。Nature Clinical Practiceに掲載されていた診断チャートが使いやすそうだったので、ここに転載しておきます。

Fig. 2: ミオトニー症候群の診断チャート。DM1とDM2は1型と2型の筋強直ジストロフィー(myotonic dystrophy)を指します(N. Chrestian, et al., 2006)。



参考資料:
W. Rakowicz and M. Hanna, "Muscle Ion Channel Dieseases," ACNR (advances in clinical neuroscience & rehabilitation), Vol.3, pp-14-17, March/April 2003.
G. Meola and V. Sansone, "Therapy in Myotonic Disorders and in Muscle Channelopathies," Neurol. Sci., 21, S953-S961, 2000.
N. Chrestian, J. Puymirat, J.-P. Bouchard, and N. Dupre, "Myotonia Congenita - a Cause of Muscle Weakness and Stiffness," Nature Clinical Practice Neurology, Vol.2, No.7, pp.393-399, July 2006.
C. Lossin and A. K. George, Jr., "Myotonia Congenita," Advances in Genetics, Vol.63, pp.25-55, 2008.
J. Trip, G. G. Faber, H. B. Ginjaar, B. G. M. van Engelen, and G. Drost, "Warm-up Phenomenon in Myotonia Associated with the V445M Sodium Channel Mutation," J. Neurol., 254, pp.257-258, 2007.
栗原照幸, "ミオトニーとチャネロパチー," 臨床神経, 39, pp.1219-1221, 1999.
E. P. Hoffman, F. Lehmann-Horn, and R. Rudel, "Overexcited or Inactive: Ion Channel in Muscle Disease," Cell, Vol.80, pp.681-686, 1995.
J. Parness, O. Bandschapp, and T. Girard, "The Myotonias and Susceptibility to Malignant Hyperthermia," Anesthesia and Analgesia, Vol.109, No.4, pp.1054-1064, October 2009.

ミオトニー症候群

(元記事は2010年7月10日投稿)


先日とある理由により右太ももを切開したという話をしましたが、それの続きです。
この切開なんですが、別にケガしたとか言う訳じゃなくて、筋肉を一部切除して分析するためでした。

実は私、10歳ちょっと位から、なぜか体の筋肉が一度縮むとしばらく弛緩しないという状態で、運動をすると頭痛や吐き気をもよおしたり、落ちたものを拾おうとするだけで肩やら腰やらを簡単につってきたんですが、最近これが一部更に悪化して、ほぼ一日中目眩やら、慢性的な疲労で日中も眠気が収まらないやら、さらに暗い所でものが見えづらくなり、膝に力が入りにくくなったりと、変な事続きでマキに病院で見てもらった方がいいと言われて、車で片道1時間半程度のポートランドにあるオレゴン・ヘルス・アンド・サイエンス大学(Oregon Health and Science University: OHSU)へ出向いて専門家の人に見てもらう事にしました。

で、体に電極を刺しまくって電気ショック食らいまくったり、別の電極を刺して筋肉の中の電気の流れを音で聞いたり、足を切り開いて筋肉を切り取ってみたりと、理科の実験で出てくる哀れなカエルさながらに実験しまくった結果、どうやらやっぱり筋肉がおかしいという結論に達しました。

ですが、どこがどうおかしいのかというと、実は詳細な部分は分からないままです(筋肉の顕微鏡等で確認できる範囲では分かりましたが)。

なぜかというと、この病気(障害)、報告例がもの凄く少なく(確率的に言うと0.001%程度の人にしか発症しない)、実態自体がほとんど分かっていない為です。

直接の原因になっている事は、どうやら筋肉の細胞間を行き来する電解質の一部が、遺伝子の突然変異により細胞膜で遮られてしまい、神経が筋肉を上手く制御できなくなる事だそうです。
しかし、その症状は人によって実に様々で、まぶたが上手く動かせない程度の人がいれば、心臓の鼓動や呼吸すらも困難になる人もおり、発症時期も生まれたときからおかしい人もいれば、二十歳を超えて初めて出てくるような人もいます。

症状、発症時期、遮断されてしまっている電解質、変異の起きている遺伝子によって病名が変わり、パラミオトニー症候群(paramyotonia congenita)、周期性四肢麻痺症(periodic paralysis)、カリウム惹起性ミオトニー症候群(Potassium-aggravating myotonia)、トムゼン病(Thomsen's disease)、ベッカー病(Becker's disease)、筋ジストロフィー(DMPK myotonia)となり、グループとしてまとめてミオトニー症候群(myotonia)、もしくはさらに大きなくくりでチャネル病(channelopathy)と呼ばれます。

このうちトムゼン病とベッカー病は塩素イオンが上手く伝達されず、筋肉が一度収縮すると弛緩されるまで時間がかかるもので、これとその他大方の症状を含めて私のものとほぼピタイチで重なります。実際、今回会って話をした先生方から指摘されたのもこれです。

発症時期がトムゼン病は幼少期(誕生前から生後数ヶ月程度)、ベッカー病は比較的遅い少年期(10歳前後)で症状はベッカー病の方が重く、トムゼン病は筋肉の異常発達(muscle hypertrophy)と筋弛緩の遅れがほとんどのようですが、ベッカー病の場合はトムゼン病と同じ症状の他、人によっては筋肉が年とともに筋肉の一部が失われたり関節が変形して歩けなくなるという事もあるそうです。

私の場合、発症時期が中学時代で大体12歳くらいでしたから、発症時期から言うとベッカー病になります。発症する場所も足が先らしいので、これも私のものと重なります。

ところがこれだけでは上手く説明つかない点がいくつか私場の合にはあります。

まず、親戚を見渡しても、同じ症状をもつ人がいない事です。

ベッカー病は劣性遺伝型なので、私の両親ともに遺伝子に同じような異常がないと発症しませんが、親戚中を見渡しても同じような症状を呈する人がいません(せいぜい弟が同じように体をつりやすかったという事だけです)。

次に暗い所で物がよく見えない点ですが、検診の結果、私はほんのわずかにながら白内障を患い始めているという事が分かりました。

この白内障、私の場合はちょっと一癖あって、普通の白内障が全体的に白く濁ってくるのと違い、虹彩に沿って自転車のスポーク状に白くなり始めており、これは筋ジストロフィーか、それに近いシュワルツ・ヤンペル症候群でしか報告例がないそうです。

ところが,筋ジストロフィーは異常ホルモンが原因で筋組織が次々と自身の免疫によって破壊される病気だそうで、まずほとんどの人は血中のCPKと呼ばれる値が異常に高いのだそうですが、私の場合は正常値内でした。
さらに筋肉というのは腕や足だけでなく心臓等の内蔵を含めた全身の筋肉が含まれ、これらが機能不全もしくは機能停止するため、30半ばには既に死亡、そこまで至らない場合でも、少なくとも車いす生活を余儀なくされるほどの重症になっています。
私の場合、心臓外科で確認してもらった所、心音は確実に筋ジストロフィーのものではないと専門家の先生方は断言されました(筋ジストロフィーの心音は普通に聴診器を当てただけで分かるほどヒドいものだそうです。更に、筋ジストロフィーの人は顔面の筋肉が縮退する為に表情がおかしくなり、加えて前頭部からの若はげになるのだそうですが、私は30半ばでよく笑ってますし、一応頭もフサフサを保ってます)。


すると、私のものは筋ジストロフィーに似た症状を呈するかなり変わったベッカー病か、もしくは違うもの(新種?)の可能性しかありません。


とりあえず分かっている事は、筋肉を分析した結果、チャネル病の一種である事はおそらく間違いがない事、目にかなり変わった白内障の兆しがある事、ベッカー病に近い自覚症状を呈している事です。

しかし、最終的にどの病気であるかを決めるには、どうしても遺伝子検査が必要となるんですが、私の入っている保険はそのポリシー上、遺伝子検査はどうしても認可できず、補助は全く下りないそうです。
遺伝子検査は疑われる病気ごとに1つずつ必要で、1つ当たり日本円で約15万円します。
先生方が疑われている病気は計4つですので、合計60万円必要となり、保険の補助なしにはとても受けられるものではありません。

なにより病名が判明しても、チャネル病自体が治療不可能なので、どうしようにもありません(ただし、塩素イオン系のチャネル病に属するミオトニー症候群は、全身麻酔を受けると非常に高い確率で悪性高熱症を併発するそうです。この悪性高熱症は体温が42度以上に急上昇して全身の筋肉が硬直して死亡する原因不明の症状で、致死率は約20%弱程度だそうですので、これを避ける事ができるというだけで、一応調べた意味はあったという事になるかと思います)。

なので、とりあえず今回はこれでひとまず病院通いをあきらめ、何か別の機会に続きを調べる事にしました。



しかし、発症率0.001%の病気に引っかかるとは...



同じ確率で何かに引っかかるんだったら、年末ジャンボ宝くじの方が全然よかったのになぁ:苦笑




そうそう、実は私、高校時代にこの症状で実家から近い北里大学病院へ出向いています。
このときは神経外科やら内科やら脳外科やらに回された後、結局何も見つからずに精神科送りにされています。
最初こっちでOHSUの先生にベッカー病っぽいよって言われた時、思わず『北里=ヤブ医者の集まり』とか考えたんですが、この病気、まともに日本で研究されるようになったのは実は去年だったようです

そら、10年以上前になんて、誰も知る訳ありませんよね:苦笑

いやー、根っからの新し物好きでなんで、無意識のうちに体が時代を先取りしすぎましたかね?私。



あーっはっはっは...



って、笑えねー...



p.s.

そのうちギーク・ネタとして、私の調べた資料を基に、詳細な内容を近々アップしておきます。
ただでさえ日本で知られていない上、出てくる資料、出てくる資料、全部英語ばかりなので、同じような症状を抱えていても自分がそうであると分かる事なく苦しんでいる人もおられるかと思いますんで。


p.p.s.

東京都からは難病医療費等助成対象疾病に指定されているようです。トムゼン病のみ明記されていますが、実は似たような症状には他に2種類あり、一つは上述のベッカー病、更に別のレビアー(myotonia levior)と呼ばれる亜種が存在するそうです。後日詳細な内容は参考資料と共に記載する予定でいます。


p.p.p.s.

ギークネタとして、アップしました。
詳しくはこちらを参照なさってください。

はじめに

さて、別のブログにてミオトニーネタやり過ぎて、オーディエンスが本来の目的と変わってきてしまったので、別ブログで再起動する事になりました。
前のブログで書いたミオトニー関連のネタは、コピー&ペーストして今後ここに再投稿しておきます。
(元ネタは削除して、リンクを張るようにします。)

改めまして、ケンです。

東京出身、アメリカ在住のエンジニアです。
副業として、ミオトニー症候群のトムゼン病やってます。
本業はしっかり有給取ってますけど、副業は応募した覚えもないのに0.001%と言う、見事な確率で選ばれた上に腹立つ事に年中無休です。

と言う事で、今後はこちらでよろしくお願いします。
基本的にはミオトニー関連の英語の論文の日本語訳、およびそのまとめをちょくちょく上げて行くつもりです。

...まぁ、ホントにちょくちょくとなりそうですが。苦笑

ちなみにFacebookにてグループとページを立ち上げ始めました。
両方とも暫定的に「先天性ミオトニーの会(仮)」となっています。

リンクはページがこちら、グループがこちらになります。

アカウントをお持ちの方がいたら、ふるってご参加ください。笑